
2019/11/04
災害後の感染症
こんにちは。 過去最大規模の台風で地域によっては洪水などもありました。 台風や洪水などの災害の後には、特定の感染症が流行することがあるそうです。 避難所で生活されている方、洪水に浸かってしまった方、今後復旧作業のボランティアに 参加される予定の方は感染症にも注意が必要です。
※避難所の場合 避難所では、ノロウイルス感染症やインフルエンザが流行しやすい また、レジオネラ肺炎の報告もあり、レジオネラ菌で汚染された雨水を誤飲したり 粉塵(土埃)と共にレジオネラ菌を吸引することによって起こる肺炎であり、重症化する 恐れのある感染症
※洪水後の場合 台風とそれに伴う洪水の後にレプトスピラ症患者が発生した事例があり、レプトスピラ症は 発熱、眼球結膜充血、全身の筋肉痛などを特徴とする感染症
※復旧作業中の場合 洪水後のがれき、土砂などに潜む細菌によって感染症を起こすことがあり、前述の レジオネラ肺炎以外に作業中にはケガをすることで破傷風に感染することがあります。 破傷風は、口が開けにくくなったり、筋肉が硬直し呼吸が止まることもあります。 また、日本紅斑熱などマダニが媒介する感染症にも注意が必要です。 復旧作業のボランティアに参加される方は、できるだけ肌の露出の少ない服装で ケガをしないよう長靴、ゴム手袋を付け、粉塵を吸い込まないようにマスクを着用 するようにしましょう。 |